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歯周病の治療方法

歯周病の治療方法は重症度によって変わってきます。

まずは、「自分に歯周病があるのか」「進行具合はどれくらいなのか」といったことを調べてもらいましょう。

 

歯周病検査

当院では、初めて来院された方皆様に、歯周病があるのかを検査しています。虫歯による痛みと思っていても、「実は歯周病が原因だった」ということも珍しくはありません。そういった誤診を避けるためにも、お口全体をしっかり診査しています。歯周病の検査は主に2つ(X線検査、歯周ポケット検査)です。

X線検査:X線を用いた写真(レントゲン写真)を撮影する検査です。写真により、歯を支えている骨がどれだけあるかを調べることができます。また、虫歯なども同時に診査していきます。

 

歯周ポケット検査:歯と歯茎の境にある溝(歯周ポケット)の深さを調べます。歯周ポケットにメジャーを入れて深さを調べるのですが、この時に出血の有無も調べていきます。出血があれば、そこは今現在、歯周病が進行していっているという指標になるのです。

ご自身の歯周病の程度がわかったら、それに合わせた治療を行っていきます。

 

 

健康な状態の治療

健康ですので、当然治療の必要はありません。ですが、油断は禁物です。日本の成人の80%がかかっているのですから、今後も歯周病にならない保証はどこにもありません。定期的(3~6ヶ月ごと)のメンテナンスに通って、歯周病を予防していきましょう。

年齢とともに免疫力が弱くなっていき、今まで通りの歯みがきでは足りなくなることもよくあります。そういった時の、歯磨きの簡単なやり方などもお伝えしています!

治療内容:メンテナンス(歯磨き指導、歯石取り、PMTC、フッ素塗布)

歯肉炎・初期歯周炎の治療

深い歯周ポケットはできていませんので、今のうちに歯石やプラーク(歯垢)をキレイにして歯茎の炎症を抑えていきましょう。ただし、歯科医院でキレイにしたとしても、今まで通りの歯みがき方法では歯周病は治りません。しっかり正しい歯みがきの方法を学んで、自分でキレイに磨けるようになることが大切です。なにせ、毎月通っていただいても、残りの29日間は自分でキレイにする必要がありますから!

治療内容:歯周初期治療(スケーリング)+メンテナンス(歯磨き指導、歯石取り、PMTC、フッ素塗布)

中等度歯周炎の治療

深めの歯周ポケットができています。歯ブラシの毛先は歯周ポケットの底まで届かなくなっていますので、自分だけでキレイにすることは、ほぼ不可能な状態です。歯の根の表面が細菌に汚染され、歯石までついてきていますので、汚染部分ともども歯石を取っていきます。人によっては痛みを伴う処置ですので、痛みがある方、痛みが苦手な方には麻酔をかけて治療していきます。

治療内容:歯周病治療(スケーリング、SRP(深い歯周ポケット内の歯石取り)+麻酔(必要があれば)+メンテナンス(歯磨き指導、歯石取り、PMTC、フッ素塗布)

重度歯周炎の治療

深い歯周ポケットができています。歯が揺れていることが自覚できる状態です。歯周病治療を行っても歯を残せない場合が出てきます。衛生士の処置だけでは治せないことが多く、歯周外科治療は必要になることがあります。

治療内容:歯周病治療(スケーリング、SRP(深い歯周ポケット内の歯石取り)+麻酔(必要があれば)、歯の固定)

歯周外科治療+メンテナンス(歯磨き指導、歯石取り、PMTC、フッ素塗布)

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