歯冠長延長術
歯冠長延長術とは
虫歯や歯が折れることで、ご自身の歯が歯茎より下にしか残っていない状態でかぶせ物を入れても、被せ物外れやすかったり、歯自体が折れやすくなる原因となるため、歯の寿命は短くなってしまします。
そのため、歯茎の中に埋まっている歯を歯茎より上に出すために、歯の周りの歯茎や支えている骨(歯槽骨)を整える手術となります。
歯は歯茎から約2㎜以上出ていることで寿命が長くなります。
歯冠長延長術とは埋まっている歯を歯茎より上に2㎜以上出し、歯の寿命を長くする治療法です。
歯冠長延長術の利点
歯の保存
通常であれば抜歯せざるを得ない歯でもしっかり使えるようになる可能性があります。
かぶせ物の保全
歯にかぶせ物を装着するためには、十分なスペースが必要です。本来かぶせ物の厚みは2mm必要なところ、歯の丈が1㎜しかないとかぶせ物は0.5mmといったペラペラなものになります。こうなってはかぶせ物が割れやすい、外れやすいといった問題が生じやすいのは自明です。歯冠長延長術でその必要な歯の丈を確保することができます。
見た目の改善
「ガミースマイル」(笑った時に歯茎が過度に露出する状態)の改善にも使用されます。歯冠長延長術で見える歯茎を調整することで、バランスの良い見た目を作れます。
歯冠長延長術の流れ
- 歯や骨、歯茎の状態を検査
- 仮歯の装着や歯周病・虫歯治療(必要に応じて)
- 歯冠長延長術
- かぶせ物の装着(必要に応じて)
歯冠長延長術の費用
歯冠長延長術の費用は3.3万円(税込)です。